Windows 10の開発環境作り(2017年春編)
もう3月も半ばですね。気分はもう春です。
春ということで気分を切り替えるために、久々にまじめにWindowsを使ってみることにしました。 そのため環境構築まわりで何をやったのかをメモがてら残しておくことにします。
ちなみにこのマシンを買いました。
HoloLensアプリの開発もしたいのでGPUが欲しかったのでどうせならとGTX 1080積みました。とりあえずメモリも32GBに盛っておきました。
開発系
Chocolatey
Windowsのパッケージマネージャーです。 MacでもHomebrewに依存しまくっていたのでパッケージマネージャーがないとツラいので。
GUIで管理できるものもあるので入れたい人は入れておくとよいと思います。
Bash on Ubuntu on Windows
導入方法は以下の記事が分かりやすいと思います。
簡単にいうと、機能の有効化でWindows Subsystem for Linux
を有効にして開発者モード
をオンにすればOKです。
$sudo apt-get install zsh
起動確認。
$zsh
デフォルトシェルをzshにするためchsh
コマンドで変更しようとしたのですがうまくいかないみたいです。
bash.exeを起動してもデフォルトzshになりませんでした。
しょうがないのでbashrc
に以下を書いてbash起動時にzshを起動させます。
# Launch Zsh if [ -t 1 ]; then exec zsh fi
これでbash.exeを起動したらデフォルトzshが使えるようになります。 Oh My Zshもそのまま使えました。
Macのzshrc
をそのまま使えるので楽ちん。
cmder
シェルです。
昔はConEmu - Handy Windows Terminalを使っていたが今の時代はこのcmderの方がイケてるらしいのでこっちを入れました。
複数タブを開ける、開くシェルの種類を選べる、テーマとフォントも色々と設定できるのでこれで問題無さそう。
設定したBash on Windowsを簡単に使えるよう設定しておきます。
- 「メニュー」>「setting」を選択
- 左サイドバーの「Startup」>「Tasks」
「+」を押して以下のように入力してます。
- 名前: Bash::Bash on Ubuntu on Windows
- Task parameters:
-icon “%USERPROFILE%\AppData\Local\lxss\bash.ico”
- commands:
C:\Windows\System32\bash.exe ~ -cur_console:p
これでcmderから簡単にbash.exeが起動できます。
JavaScript関係
nvm
nodeはバージョンを切り替えてがちゃがちゃと試したいことが多いのでChocolaty経由で入れずにnvmを使います。 最近はWindows用のnvmとかあるんですね。
- coreybutler/nvm-windows: A node.js version management utility for Windows. Ironically written in Go.
Macではnodebrewを使っていましたがnvmでも同じことができるので問題無いです。
Yarn
今の時代、特にデメリットも無いのでYarnを入れておいた方がよいので入れます。
インストーラーもありますがChocolaty経由でインストールできるので楽ちんです。
Python
PythonはChocolaty経由で入れました。
以下のコマンドで3系が入る。
choco install python
2系は以下で。
choco install python2
その他いろいろ
alt-ime-ahk
その名前とおりのツールです。左右のAltキーの空打ちでIMEの英数とかなを切り替えることができます。
英語キーボードを普段使っている、かつMacと同じ感覚で英数とかな入力を切り替えたいのでこれは必須。
OS起動時に勝手に起動して欲しいので忘れずにスタートアップフォルダへと置きます。
f.lux
ブルーライトカット効果のあるツールです。 時間毎に画面の明るさを調整できます。これがないと目が疲れてしょうがないのでいれます。
アプリランチャー
MacのAlfredのようなランチャーが欲しかったのですがあまりしっくりくるものがありませんでした。
いろいろ試したのですが、「Win + S」の検索呼び出しで問題無さそうという結論に至りました。
アプリケーションランチャーとしてはこれで問題無いのですがファイルの検索がどうもいまいちイケていません。
なのでファイル検索はEverythingで補うことにしました。
Screenpresso
画面キャプチャツールです。指定した領域のキャプチャもできるし、編集ツールもいい感じです。
MacではSkitchを使っているのですがWindows版は開発中止になってしまっていたのでこれを使うことにしました。
Tower
GitのGUIクライアントです。
Mac版も最高でこれ以外のGitのGUIクライアントはもう使えない状態になっています。幸運にもちょっと前にWindows版がリリースされました。
使っている感じたまに不穏な動きをしますがMac版と同じ使い勝手なので課金しました。
その他
以下のような定番ツールは普通にインストーラー経由でインストールしました。
- Chromeなどのブラウザ
- VS Code、Unity、Visual Studioなどの開発ツール
- その他もろもろ
TwitterクライアントとRSSリーダーアプリでいいものが見つかっていないというのが悩みです。
RSSリーダーのサービスはInoReader使っているのでそれに対応していると嬉しいのですが…
何かお勧めがあればぜひ知りたいです。
さいごに
ざっくりとこんな感じです。
メインマシンをWindowsへと久しぶりに切り替えましたが素晴らしいですね。というかWindows10が素晴らしい。特にBash on Ubuntu on Windowsは感動を覚えました。
Macのターミナル環境ほぼそのまま持ってくることができたのでいうことありません。
マシン性能がよいからなのかもしれませんが、VSやUnityでの開発もめちゃくちゃ快適です。
ただ、フォントがちょっとツラいです。目が悪くなったように感じます。そこだけが不満。
ということでHoloLensも買ったことですし、今年はMicrosoftに魂を売っていく感じでいきたいと思います。
でも、新しいiPhoneやiPadが出たら買います。