SlackのStatusを簡単に変更できるChrome拡張をつくった
作りました。
定型パターンを登録しておくとボタン押すだけでSlackのステータスを変更できます。
背景
先日Slackに自分の状態を設定できる新しい機能が追加されました。
絵文字とテキストで自分の状態を表すことができます。
この手の自分の状態を表す機能は一般的にチャットツールと呼ばれるものには存在しています。 Skypeにもありますよね。連絡可能とか取り込み中とかでるアレです。
今までもユーザーがアクティブか非アクティブか、Do Not Disturbモードかどうかくらいの範囲ならユーザー状態を確認できました。
しかしこれだけだと、話しかけてもよいのか、忙しくて話しかけないほうがよいのか、今日何をやっているのかといった具体的な状態がわかりませんでした。
そこでこの機能を使えばそういった細かいこともメンバーに伝えることができるというわけです。
Chrome拡張にした理由としては何をするにしてもブラウザを起点とすることが多いと思ったからです。 JIRAやTrelloでタスクを確認するにしてもスケジュールを確認するにしても今の時代ブラウザ中心なので。
簡単な使い方について
使い始めるにはまずオプション画面からSlack API Tokenと絵文字、ステータステキストの組み合わせを登録しておく必要があります。
オプション画面はアイコンを右クリックして。「オプション」を選択するか、Chromeのメニューから「その他ツール」→「拡張機能」を選択して本拡張の「オプション」ボタンを選択します。
Statusは最大5件まで登録しておけます。定型パターンなので5つもあれば十分だと思ったので5つとしています。
絵文字とテキスト両方入れてもOKですし、どちらか片方だけを入力してもOKです。なお、絵文字を空白にするとSalckがデフォルトで💭をセットする仕様のようです。
また、5つ全てを登録する必要もありません。登録しなかった箇所はClear Setting扱いになるようにしています。このボタンを押すと設定したステータスをクリアしてくれます。
なぜ作ったか
もっとメンバーの状態を簡単になんとなく把握したいと常々思っています。
分報チャンネル等に自分のやっていることをガンガン垂れ流している人だと何やっているのか簡単に把握できますが、自分の作業をあまり垂れ流したくない人います。また、作業を随時垂れ流すということは習慣になっていない人からするとそれなりに負荷がかかります。 人によってはオンラインにいるもののRom専となり一切発言しないなんてことも起こりえます。
そうなると「あれ?お願いした作業進んでいるのだろうか?」とか「締め切りがもうすぐの仕事やっている気配ないけど何か他の作業いそがしいのだろうか?」などが気になってしまいます。 特に、リモートワークなどをしていて顔を合わせる頻度が少ないとこの辺りは問題になってきます。
もちろん作業の進捗だけが知りたいわけではありません。 最近何に興味があるのかとか週末何してたのかといったそういうことも気になります。こういう話題は雑談のきっかけにもなりますしね。
そんな時に便利なのがこのステータスです。 作業を始める前などに設定しておけばOKなわけです。 作業の状況だけでなく、自分の状態やハマっていることなんかを設定しておくのもよいと思います。
例えばこんな感じ。
- 「💪 今日は○○の作業中心にやります」
- 「🙅 今は集中タイム。なるべく話しかかけないで」
- 「🙆 気軽に話しかけてもらってOK」
- 「😵 ○○の実装にドハマり中…」
- 「🎥 シンゴジラ見てきた。やばい」
- 「⚔️ ドラクエはじめた」
しかし、いちいち入力するのはめんどくさいですよね。
こういったよく使いそうなものを登録しておいて気軽にステータス変更できるようにすればみんなこの機能を使うようになるのではと考えました。
これにより以下の効果を狙えるのではという期待があります。
- チーム内の作業状況が把握しやすくなる
- チームのコミュニケーションを促進するきっかけになる
さいごに
というわけでよかったら使ってみてください。 これがきっかけで皆さんのチームコミュニケーションの活性化に貢献できたら幸いです。
ステータスの使い方は各チームごとにいろんな個性が出る気がしているので面白い使い方、効果的な使い方等を共有したいものです。